銘柄選び

*チャート優先
何千もある銘柄すべてを、どんな会社で、どんな事業をやっていて、業績はどうで、といったことを調べることは物理的に不可能でしょう。一社調べるだけでも膨大な時間と手間がかかります。誰でも最初は「日本経済新聞」「ブルームバーグ」などで情報を集めてレポートを作って「勉強」することに必死になります。

しかし、いくら苦労して情報を集めて株の売買をしても結果は報われないことが多いはずです。単純に「良い材料が出た銘柄を買う。」といった方法では、デイトレードには通用しません。会社の業績がそのまま株価に反映されるようならば株式投資は簡単なのですが、実際は「ニュース」や「業績」と株価は必ずしも連動していません。

株取引で絶対に儲かる情報というものはインサイダー取引以外にはありません。ですからこのデイトレード方法では「ニュース」や「業績」といった材料はあまり重要視していません。もちろん最低限の朝のニュースや日経新聞のチェックは行いますが、まずは「チャート優先」です。チャートには株価上下の兆候(サイン)が、好材料、悪材料のニュース速報が流れるより先に出ることが多いのです。企業の業績や業務内容など知らなくても、目先の動きはチャートで十分予想することができます。

前日の銘柄選び

銘柄選びは、前日にしておくのが基本です。明日買う銘柄の候補をいくつか選んでおきます。実際買う銘柄は、後の章で出てくるザラバ前にしておくこと・売り買いのタイミングによって直前(8:55分頃)に決定します。
前日に選ぶ銘柄の内容については、下記の3つの方法があります。

[重要]
1.出来高・反発による銘柄選択チャート
2.時系列による銘柄選択材料
3.ニュースによる銘柄選択


それではそれぞれの説明をしてゆきましょう。

出来高・反発による銘柄選択
株価はどんなに悪材料がでたとしても買いが多ければ株価は上昇し、売りが多ければ株価は下降します。
次のチャートは、2003.3月に勃発したイラク戦争時の国際優良銘柄と同時期私に私がよく利用していた銘柄です。3月21日開戦から5月2日終結までの期間中、4月28日に日経平均は7603.76円と日経平均最安値を更新しました。大陰線後の翌日、陰線が2・3日続いた翌日を見てください。(買うのは寄り付きで買ったとします。図1

このように、下げ相場であっても利幅を少なくすれば利益を得る事は可能です。ただ2003年4月からの2ヶ月間で2000円も上昇した上げ相場では、確立はさらに上がりますのでその時の市場の動向によって臨機応変に株数・損益幅を変動するなどの処置を取るとよいでしょう。 では、何千とある会社の中から、どこの銘柄を選べば良いのか?

これは運用資金、出来高によってある程度絞られてきます。東証2部・大証ではほんのわずかです。条件としては、はじめはできるだけ低位の株(300円以下)で、出来高が1日100万株以上の株がお勧めです。例えば100円の株価に対して1円の上昇は、1%の利益になりますが、300円の株価に対して1円の上昇は0.3%の利益にしかなりません。

つまり低位株ほど投資金額に対する利益率が良くなります。株価が高くなると値動きの幅も大きくなってしまい、損切りがむずかしくなります。(感情がはいり手放せなくなる)このトレード方法は1・2円の値幅をとるわけですから、大きな値動きをするものを選ぶ必要はありません。

できるだけリスクを避けるためには、安定した値動きの銘柄を選んだ方が良いでしょう。確実に利益を出すためには、下記の条件を満たした100前後の大型低位株をお勧めします。(極端に株価の安すぎる銘柄は避けましょう。)

・前日大きくマイナスを出した銘柄。                           
・陰線が3・4日続いている銘柄。                
・出来高が100万株以上。                      
・3日連続、寄り付き買いできている銘柄。           
・急激に出来高が上がっている銘柄。
              

これを選定していくと、1日多い日で15前後、少ない日でも4・5銘柄はあるはずです。(これが実際に買う銘柄ではありません。この中からさらに絞り込んでザラバ直前の8:55分頃に決定・あるいはザラ場中に監視します。)このトレード方法では、資料として特別なものは特に利用していません。

マーケットスピードやヤフーファイナンスの出来高ランキング・ニュース・過去の資料より選定しています。毎日、このトレード方法で選定した銘柄については会員ページに掲載していますので参考にして下さい。リスクを減少させるためには複数銘柄に同時投資することをお勧めします。

チャート・時系列(資料)による銘柄選択
まず、出来高・値上がり・値下がり・出来高沸騰ランキング・などを見て自分の投資額で購入可能な低位株の銘柄をチェックしておきます。その中で、出来高が極端に低いもの(100万株以下)を除外すれば数えるほどの銘柄になると思います。残った銘柄すべてを、チャート・時系列を使って分析してゆきましょう。

マーケットスピードやヤフーファイナンスのチャート・時系列を利用すれば簡単に右肩上がりの銘柄を探すことができます。この銘柄を早期に発見すれば大きな利益につながります。出来高が急激に上がった銘柄、高値更新銘柄、3日連続で寄付買いで利益が出ている銘柄などは、当分の間チェックしておきましょう。図 2

材料・ニュースによる銘柄選択
基本的には「チャートはニュース速報より早い。」のですが、好材料・ニュースがでた銘柄は、買う、買わないは、別にしてチェックを入れておきます。ニュースが出た直後は、大きな利益を生む事も可能ですが大きな損失も覚悟するハイリスク・ハイリターンの銘柄です。好材料が発表されたにもかかわらず、いきなり「売り気配」なんてこともよくあることです。当然、悪材料がでた銘柄は避けてください。

このトレード方法では毎日の株価の変動を利用する投資方法ですから、ニュースなどで大きな値動きをする銘柄は向いていません。むしろ一定圏内で上下している銘柄のほうがリスクが少なくて利用しやすいでしょう。では、7月3日のザラ場終了後にオンラインゲームのサイトのサービスを開始すると発表したソフトバンク(9984.t)のチャートを見てみましょう。図 3

7月3日の発表当日までにすでに株価は上昇しているのがお解りになると思います。そして、これからの株価の動きは市場全体の動向にもよりますが一旦調整に入りその後、その商品の価値・企業のパワーによって左右される事となります。

当然、関連企業?はいち早く情報を入手しているはずですから(本当は有ってはいけない事)事前に購入しておりこのようなチャートが描かれたと予想されます。

ザラバ前にしておくこと

ザラバ前にしておく事ですが、たいした作業ではありません。目的は、本日の株式市場全体の動きをを把握しておく事です。

  (1) 米国の株価指数(ダウ・ナスダック・S&P500)
  (2) 外国為替
  (3) 外資系証券経由の株式注文状況
  (4) 当日の日経平均予想
         
この4つは最低限把握しておき、毎日の日記帳にでも記録しておくといいでしょう。図4
米国の株は、世界の株式相場を動かすと言われています。この4つを知っておく事で本日の日経の動きを知る事が出来ます。銘柄によっては、日経平均に比例して動く物もあるので売買のタイミングの参考になります。また、為替の動向を知る事で業種の選択に有効な点もあります。(円高になると電気・貿易関係の銘柄が強いと言われます。)

ただ現在の日本の経済状況からすると、極端な円安、円高になる可能性も有ります。知識や経験がない場合は、円高、円安などの対外的な事柄に影響を受けにくい業種から選ぶことをお勧めします。そして、ザラ場が始まりますと現在の日経の位置(高値圏・安値圏)は常に理解しておきましょう。
その他、先物市場を見ておくのも効果的です。
 
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